ウェブ川柳天守閣

コメント閲覧

2025年8月度のコメントを表示します。

日 付:2025-08-20
投稿者:平川柳
タイトル:友が還らぬ・跨ぐ水」たまり
 友が還らぬ戦場の橋 真鍋 心平太
 
 東京川柳会の主宰であった十六世川柳宗家 青田川柳は戦時中、特攻隊員でした。友が戦死し、自分が生き残ったことに言葉では言い表せない感情があったと思いますが、川柳と出会い、川柳を通して平和活動をし、全国を行脚し、「平和川柳」を亡くなるまで発表していました。
 心平太さんの「友が還らぬ戦場の橋」を読み、十六世川柳宗家 青田川柳の若き姿を思い浮かべ、胸が痛みました。

 子は遊び大人は跨ぐ水たまり 船木しげ子

 このしげ子さんの川柳にも深く心を揺さぶられました。亡くなられた森中惠美子さんの生きた川柳人生をこの句に重ねてしまいました。惠美子さんには、川柳を始めた学生の頃からいろいろお世話になりました。しげ子さんも大人になり、森中惠美子さんんのように「水たまり」を跨ぎ、川柳と出会ったおひとりかと思いをめぐらして読みました。いずれの川柳も心にいつまでも残る忘れられない川柳です。




日 付:2025-08-25
投稿者:真鍋心平太
タイトル:平 川柳 様ありがとうございます。
友が還らぬ戦場の橋

亡くなったウィリアムホールデンや早川雪舟の
映画「戦場の橋」を思い出しつつ、いつまでたっても戦争が終わらない現状への批判も込めて作った句に思いがけず深いご講評を賜り、心より御礼申し上げます。

今を生きている私たちの心の痛みや祈りを詠んだつもりの一句が、青田川柳宗家のお姿と結びついて受け止められたことは、身に余る思いです。ありがとうございました。