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2025年2月度のコメントを表示します。

日 付:2025-02-25
投稿者:武智三成
タイトル:追懐 短句コ―ナ―に"ライムライト"の句がありました。私はあの映画のラストシ―
短句コ―ナ―に"ライムライト"の句がありました。私はあの映画のラストシ―ンを薄くなっていますが覚えています。老いた道化師が舞台の踊り子を見上げていた。感動的場面でした。また哀愁という場面では黑澤監督の"生きる"のラストシ―ンが浮かびます。志村喬主演で公園のブランコに揺られる老いた役を感動的なシ―ンにする。随分前になりましたが感動的場面はうっすらですが呼び出せます。久し振りに長椅子でメール打ちながら楽しみを頂きました。ありがとうございました。



日 付:2025-02-25
投稿者:平川柳
タイトル:短句の「ライムライト」の句について
 短句の選者もされた武智三成さんから拙句の「ライムライト」の感想を以下のように頂きました。本当にありがとうございました。

「短句コ―ナ―に"ライムライト"の句がありました。私はあの映画のラストシ―ンを薄くなっていますが覚えています。老いた道化師が舞台の踊り子を見上げていた。感動的場面でした。また哀愁という場面では黑澤監督の"生きる"のラストシ―ンが浮かびます。志村喬主演で公園のブランコに揺られる老いた役を感動的なシ―ンにする。随分前になりましたが感動的場面はうっすらですが呼び出せます。久し振りに長椅子でメール打ちながら楽しみを頂きました。ありがとうございました。」

 私は学生の頃から高田馬場の名画座でチャプリンの映画をはじめ、黒澤明の映画もよく観ました。黒澤明監督の『生きる』の公園のブランコに揺られる志村喬演じる主人公の姿は私もよく覚えています。
 またチャップリンの映画には笑いの裏に哀しみが込められた「ペーソス」があり、私の愛する川柳はチャップリンの映画のような川柳です。関西の川柳作家・定金冬二さんの川柳句集『無双』を学生の頃読み、すっかり私淑し、定金冬二論まで書き、関西で「定金冬二の現代川柳の世界」と題した講演をした時、定金冬二さんが会場の一番後ろで仁王立ちで腕を組み、目をつぶり、黙って聞いていました。講演が終わると、定金冬二さんが壇上までゆっくり歩いてこられ、手を差し伸べられ、私と握手をし、「ありがとう!」と一言おっしゃていただきました。あの時の感動は忘れられません。川柳は作者の「人生を表現した一行詩」です。これからもチャップリンの映画のような「ペーソス」のある川柳を書いていこうと思っています。平 川柳